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『レオニー』萩上映会レポート(3)
今年2月、山口県萩市での『レオニー』上映会を成功させた、萩市在住・市原加代子さんのレポート。いよいよ上映会の日を迎えます!
最後に、市原さんの熱いレポートを読まれた
松井監督が寄せてくださったメッセージも掲載しています。

市原加代子さん

想いを形に…

2月の上映会間近、今年の記録的な寒波が萩の地にも襲いました。
心配する私たちを他所に、松井監督は、
「大丈夫よ〜。私は晴れ女だから〜」

そして当日、監督の予言通り、見事お天気は上向きに。
それでも底冷えのする2月の寒さの中、階段しかないビルの3回の、暖房もあまり効かない古い映画館に、本当に沢山の市民の方が足を運んでくださいました。有難いことです。

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『レオニー』萩上映会レポート(2)
今年2月、山口県萩市での『レオニー』上映会を成功させた、萩市在住・市原加代子さんのレポート、本日は第2回をお届けします! 


チケット売り開始

2011年8月、前2作のときと同じ5人のメンバーで「萩マイレオニーの会」を結成。
そうでした。私たちにはもう一人、心強い準メンバーの男性がいました!
市役所の観光行政部長の田中裕さんです。
『ユキエ』の萩ロケ以来、松井監督と田中さんとのおつきあいは14年。
私たちが上映会をする時は毎回惜しみない協力をしてくださる方です。
ご縁を大切にされる監督の生き方が、こうして温かくつながっていくのですね。

まず最初に、会場を『ユキエ』のとき同様、市内の映画館「ツインシネマ」に決めました。
映画館の古さは気になったものの、この山陰の北浦地区に一軒だけ、辛うじて残る映画館です。そこを借りて2012年2月4日、5日(土日)に1日3回、計6会上映。各日午後2時の会を監督講演付きとして、チケットは1枚1000円。目標枚数700枚!と皆でスローガンを立てました。

そして早速チラシを注文しました。四国の「松山マイレオニー」の実行委員の一人、入江初美さんデザインのオリジナル・チラシを3000枚発注。
このチラシのキャッチ・コピー「運命を引き受ける」という言葉と、夕日のなかでレオニーと幼いイサムが抱き合う写真は、多くの女性から好感を持たれました。

チラシはとても大切です。松山マイレオニーにお願いして本当によかったと思います。ポスターは劇場公開の時に使われたものを60枚注文。
がんばろう!

松山のチラシと同じデザインを使用しました

効果的だった事前「監督講演会」

2月の上映会より1ヶ月半前の2011年12月10日。チケットを売りやすくするための宣伝を兼ねて、萩県立美術館の講座室において、松井監督の講演会を開催しました。

入場料は無料。この場所に多くの人に来てもらえさえすれば、多分松井監督ワールドに捉えられ、チケット売りも協力してもらえる筈と信じ、声かけに力が入りました。宣伝のターゲットは「女性団体」。小さな町なので、活躍されている主要な方が分りやすく、思い当たる人や、紹介された団体へ、個別にどんどん会いに行きました。

中でもソロプチミストは『ユキエ』の時から松井監督を応援してくださったご縁があり、とても協力的でした。

また、講演会には松井監督とお親しい国会議員の先生や、市長さんまでご多忙ななか出席され、座席数80席、当初予想した入場者は50人でしたが、何と、95人もの方が来場してくださって、補助椅子を出すことになったのも嬉しい誤算でした。

参加してくれた人は口々に松井監督の魅力、パワーに「元気をもらえた!」と興奮気味。中には、何故か泣いている若い女性たちも…。

講演会後には、「ポスターを預かりたい」と声をかけてくれる人が何人もいて、今更ながら、松井監督の不思議な力を目の当たりにし、改めて「すごい!」と感嘆。
この日から一段とチケットが売りやすくなりました。

きめ細かな宣伝が成功のカギ

宣伝の方法として効果的だと思ったのは、地元の折り込みチラシに入る“ミニコミ誌”での紹介です。

担当者に何度か会って思いを話すうち、私たちの熱意を理解して貰うようになり、温かな応援記事を書いて頂くことができました。それらの記事は多くの人の関心を得たようです。地元の“ケーブルテレビ”も12月の講演会の取材に入り、以後、度々放送を流してくれ、よい宣伝になりました。

また、やはり行政発行の“市報”に掲載して頂いたことは、広く様々な年代層の市民に知って頂くための、大きなツールだったと思います。

あとは各メンバーが知り合い一人一人に丁寧に声をかけて行き、親しい方には5枚、10枚と預かってもらいながら…語り続けていくうち…気がつけば町のあちこちに赤い『レオニー』のポスターが目につくようになり、映画館や、販売窓口をお願いしたスーパーのチケットも売れ始め、何と上映会の1週間前に目標の700枚を達成したではありませんか!

何か目に見えない、勢いのある波が押し寄せてくるこの感じ…『レオニー』でも来ました。
そう、私は前にも同じ興奮に似た体験をしていることを思い出したのです。
『ユキエ』でも、『折り梅』でも。 (つづく)


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『レオニー』萩上映会レポート(1)

みなさま、こんにちは! 

マイレオニーブログ編集長shioriです。


萩のマイレオニーメンバーで、『ユキエ』『折り梅』でも応援団を組織し、

松井監督を14年間にわたって支え続けていらっしゃる市原加代子さんが、

2月に催された『レオニー』上映会のレポートを寄稿してくださいました。

 

マイレオニーの初心を思い起こさせられるような熱く感動的な内容です。

後半に登場する、『レオニー』をご覧になった方からの「『レオニー』を観せて

くれてありがとう」という言葉にも、万感の思いを巡らせてしまいます。

 

前・後編の3回に分けてお届けしますが、

後編には松井監督のコメントも掲載を予定しておりますので

どうぞお楽しみに!



2010年4月3日。私は桜満開の東京に行き、草月会館で開催された試写会で初めて『レオニー』に会いました。

マイレオニーのサポーターだった私にとって、この日は待ちに待った特別な日。

会場で本当に久しぶりにお会いした松井監督は、映画を一本生み出すという大仕事を終えたすがすがしい笑顔。しかし…そのお姿は、一段と痩せられて、ひとまわり小さくなられたようで…ここにたどり着くまでのご苦労を知るファンの一人として、胸が熱くなりました。


はじめて観た『レオニー』は、私を最初から美しい映像と音楽で捉え、淡々としたストーリーを追ううちに気がつくと、頬には涙、涙…。

何処が、何が…と説明できない感動が胸いっぱいに溢れ出し、静かに流れ続ける涙―。

物語の自然な流れの中、監督の思いがレオニーを通して語りかけている気がし、後から思い出してはまた泣きそうになり…

「この映画を一人でも多くの人に観て貰いたい!!!」と思っていました。

ここが「萩上映会」への原点、スタートラインです。


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