マイレオニーの賛同人 にもなってくださっている、
デザイナー・三宅一生さんのディレクションによる
アート&デザイン展
『XXlc.-21世紀人-』 が、
東京ミッドタウン内 『21_21 DESIGN SIGHT』 で開催されています。
この企画展で、イサム・ノグチが北京で描いた墨絵が展示されています。
松井久子監督が第三作製作の準備を進めている、
イサムの母親レオニー・ギルモアの生涯を描く映画
『レオニー』(仮題) との、
知られざる繋がりのエピソードとともにご紹介します。
東京ミッドタウン内『21_21 DESIGN SIGHT』で7月6日まで開催中の、
『第3回企画展 三宅一生ディレクション >XXlc.-21世紀人-』で
展示されているのは、
イサム・ノグチ作の等身大の男性像『スタンディング・ヌード・ユース』。
1930年、北京にいたイサムが、26歳のときに墨絵で描いたもの。
この絵は、本来は掛け軸状だったそうですが、
ニューヨークのとあるオフィスに額装されて掛けられていたのを
三宅一生さんの友人が発見し、1年以上をかけて修復されたそう。
今回の、日本で初めての展示となりましたが、
この絵が修復されたとき、
三宅一生さんは、松井監督に、真っ先にこの絵を見せてくださったのだそうです。
三宅一生さんはじめ佐藤卓さん、深澤直人さんという、
日本を代表するデザイナーがプログラム企画を担当するスペース
『21_21 DESIGN SIGHT』は、2007年3月に東京ミッドタウン内に誕生し、
約1年足らずで来場者は20万人を超えています。
実はこのスペース誕生のきっかけも、イサム・ノグチ。
1988年、ニューヨークで開催された『イサム・ノグチ展』の会場で、
イサムと三宅さん、そして安藤忠雄さんとの間で
「日本にもデザインの発信基地ができれば」という話が弾み、
その後約20年のときを経て実現したのが『21_21 DESIGN SIGHT』なのだそう。
イサムを芸術家に育て上げた、母レオニーの物語
松井久子監督の第三作『レオニー』への思いをふくらませながら、
ぜひ間近で鑑賞してみてはいかがでしょうか。
(私も、早く観に行きたい!)
現在、
雑誌『pen』 4月10日号別冊にて、
この企画展のガイドブックが書店で発売されています。
イサム・ノグチの墨絵については巻頭特集になっています。
イサムと母親レオニー、そして父親ヨネ・ノグチに関する
記事もありますので、お見逃しなく。